2019年9月16日月曜日

準大手法律事務所の特徴

5大法律事務所はちょっと競争が激しすぎるし、激務だから自分には合ってないかも。。
そんな方が目指すことが多いのが、準大手法律事務所。その特徴を書いていこうと思います。

【給与】
5大には勿論劣りますが、初任給800~900万ぐらいのところが多いのではないでしょうか。
普通に良いですよね。そんなわけで、最近は人気が高まっています。
初任給がこれで、その後きちんと少しずつ上がっていくわけですから、3年目になれば1000万は越えてきますし、その後も上がります。普通に安定してこれだけもらえるなら十分じゃないでしょうか?
パートナーも、結構貰えてそうですよ。

【労働時間】
5大法律事務所ほど長くはないですが、やはりそれなりに長いとは思います。
しかしながら、体を壊したり発狂したりするほど長くはなく、まぁ普通にきついかなー程度です。
目安としては、終電前後ってとこですかね。
もっとも、これは、企業法務中心の事務所では普通のことで、上述の通り、それなりに給与がいいんですから、それぐらい働いてもらわないと。笑
余裕のある時はとっとと帰ることもできるみたいですし、精神衛生的にも悪くない環境かと思います。

【業務内容】
企業法務が中心的ではありますが、普通に一般民事や刑事事件も取り扱うところが多いです。
ここが5大法律事務所との大きな違いかなと。
案件の規模としては、もちろん大きいものもありますが、小さいものもあります。5大法律事務所ほど料金が高くないですからね。
ですから、それなりに人数を要する案件ではあるが、5大法律事務所に頼むと高すぎるし、、って時の受け皿的な役割も担っていると思います(失礼な言い方ですみません)。

【雰囲気】
所属している人の雰囲気としては、5大法律事務所とは異なりガツガツした人はあまり多くないかと思います。
目の前の案件に1個1個丁寧に向き合っていく、という感じですかね。
また、事務所の内部もわりと質素な感じになっています。質素な事務所を構えることは、家賃、維持費等の固定費を抑える点で非常に重要ですので、これは別に悪い意味ではないです。
5大法律事務所はどこも、自分のところが日本1である、最高品質の仕事をするんだ!というプライドがありますので、そりゃぁガツガツした人が多いですよね。

【ビジネスモデル】
前述のように、企業法務を中心に取り扱っているものの、一般民事等も取り扱います。
ですから、タイムチャージ式が多いです。
近年は採用人数を増やしていることからすれば、業績も好調なのかもしれませんね。
5大法律事務所の受け皿的な地位なので、やや安い料金で引き受けてはいるものの、ある意味安定しているのかと思います。
ただ、規模感のわりに、事務所全体での方向性や意思のようなもの、目指しているものというのはあまりないように見受けられ、パートナー同士はただ単にみんなが同じ場所に集まって各々で仕事をしているだけという印象です。自分の手が足りなかったら各々が手の空いている、あるいはお気に入りのアソシエイトにも仕事を頼んで回しているといった感じでしょうか。
要するに、やり方は中規模、中堅の事務所と同様であり、着実な採用プラス合併等により規模がここまで大きくなったということです。

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