超優秀な人を除いた話をします。超優秀な人は、基本的にどこの事務所でも内定もらえます。
弁護士の就活をしていて内定をいただけず悩んでる方は多いと思います。
そこで、その人はどういう事務所から内定をいただけるのか、自分の結果や周りの様子から思ったことを記します。
結論を申し上げると、相性の良い事務所です。
え!なにそれ結局それかよ!と思う方も多いのではないでしょうか。しかし結論はこれです。
色んな事務所で、うちは多様性がなんちゃらーとか聞いたのではないでしょうか。
確かに多少の多様性はあるものの、やはり大手以外は、事務所によって似たり寄ったりの人間が集まりやすい傾向にあります。
私の体験を以下記します。
もともと企業法務中心の事務所を志望していた私は、司法試験直後から様々な企業法務系の法律事務所に応募し、面接し、玉砕しました。
初めは面接慣れしていないので、落ちてもあれこれと反省する点があるので落ちたことに納得できます。
しかしながら段々面接にも慣れてくるわけで、途中から、あ、これうまくいったわ!いい感じに答えられたわ!とか面接の感触自体は良くなってくるわけです。
しかしながら、結果は不採用。
自分なりに改善点が見つからなくなると、人格否定されているかのような気持ちになって悲しいですよね。
逆に私が内定をいただいた事務所は、初任給の低さから少し志望度が低い状態で受けていて、面接もやや適当な感じでした。
しかしながら、面接担当の方とも話しやすく非常に好意的な雰囲気で接してくれます。
なぜでしょうか。答えは先ほど書いた通りです。
後から友人の就職先とかも聞くと、あ、これ完全に相性の問題だわ、そう確信しました。
逆に、面接をうまくこなしたかどうかというのは、そこまで重要ではないような気がします。
下手くそすぎてはダメですけど!
まず、私が面接うまいこといったわーって思った複数の事務所、失礼ながら「面接官の弁護士きもいなー」そう内心では思っていました。
もちろんそんなこと態度に出すはずもなく面接をしているわけなんですが、面接官から見たら恐らく私という存在も、異物感があったのでしょう。
つまり、こっちが面接官と会って、話してみた時に、「きもいなー」とか思ってたら、だいたいその面接官との相性は悪いです。
私のクラスメイトだった人(癖が強くて成績等も私より下)が、私の落ちたその事務所に内定を貰ったという情報を聞いた時、納得しました。
あぁ、
他方、私が内定をいただいた事務所は面接官が男として格好良かったですし、全くキモさを感じませんでした。
向こうも私に異物感を感じなかったのでしょう。すんなり内定をいただけました。
これはもうその人と面接官、事務所との相性でしかありません。
また、これは努力ではいかんともしがたいのですが、学閥というものはやはりあるかと思います。
同じ畑で育った子の方がそりゃかわいく見えますよね。
それに加えて、この業界の人間はがり勉君で保守的で心配性な人が多い業界です(特に上位ロースクールほど)。
これは法法律事務所限らず一般に言えることですが、組織というのはそのフェーズによって求める人材の質が変わってきます。
成長期にある組織は様々な挑戦と失敗が常ですから、そういった挑戦に前向きな人、少しエッジのきいた人が求められる傾向にあります。
他方で安定期、成熟期にある組織では、あまり暴れずにおとなしく言うことを聞いてくれる保守的で従順なソルジャー系の人が求められる傾向にあります。
私の感覚だと、5大法律事務所という安定期、成熟期にある組織の採用は、反抗なく従順に職務を全うできる保守的なタイプの人間が採用されやすい傾向にあるように見えます。
他方で、少しはみ出した感じの人は成長期である新興系で自由にやっている傾向にあるかと思います。
まぁともあれ、別に絶対的にここに行けば勝ちという正解があるものでもありませんので、
相性のいい弁護士、事務所を探す他ありません。
相性の良くないところでしたら、正直いくらうまくやっても採用されませんので、あぁ、相性悪かったんだなぁ(自分で面接官と話してみてわかってるはず)程度で受け流しましょう。
最後に、励ましじゃありませんが、
中国のあのアリババの創業者である氏は学生時代、ことごとく就職活動で失敗し、アルバイトの面接ですら複数人のうち自分ひとり落とされるという状態だったようです。
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