2019年9月16日月曜日

事務所のおおまかな分類

さて、弁護士の就活について語るには、事務所の分類を知っておくことが重要です。
だいたいジャンルごとに動く時期が決まってくるからです。

ではまず、皆さんご存知5大法律事務所
これは、
・西村あさひ(https://www.jurists.co.jp/)
・アンダーソン・毛利・友常(https://www.amt-law.com/)
・長嶋・大野・常松(https://www.noandt.com/index.html)
・森・濱田松本(http://www.mhmjapan.com/ja/people/)
・TMI総合(http://www.tmi.gr.jp/)
の五つです。
非常に意識が高く、かつ体力のある人達の集団で、初任給は1000万円を超えます。(その分労働は過酷)

次に、準大手(東京)
これは、
シティーユーワ(http://www.city-yuwa.com/)が代表例ですね。ここら辺から曖昧ですが、割と昔からあって規模が100人以上のところが言われがちです。
給与は5大には劣りますが、その分少し落ち着いて仕事ができるのではないでしょうか。

大阪4大
・大江橋(https://www.ohebashi.com/jp/)
・御堂筋(http://www.midosujilaw.gr.jp/)
・北浜(http://www.kitahama.or.jp/)
・淀屋橋・山上合同(http://www.yglpc.com/professionals_list/)
大阪発祥の老舗で、規模感もそれなりにある事務所です。
が、東京にも結構進出してきている(大江橋の東京採用もそれなりの人数があります。)ので、これを含めて上記の準大手という人もいるかと思います。
しかしながら、採用スケジュールは大阪は東京と異なりますので、あえて別枠で表記しておきます。

中堅企業法務系
このあたりから、挙げるときりがないのですが、人数としては10人~50人ぐらいの老舗が多く、中には5大に負けない給与がもらえるところもあります(お察しの通り、その分労働は過酷)。が、採用が少ないので狭き門です。

新興系
カタカナ名前の事務所はだいたい新興系に分類されていいかと思います。できて10年未満のところが多く、設立者もまだ若い事務所が多いです。
その代表例が、そう、アディーレですね(ただし、ここは、債務整理がかなり中心的)。(https://www.adire.jp/)
基本的に新興型は、集客スキルに長けていて、その分、昔からの堅物弁護士たちに批判されがちですが、やっている業務内容は、一般民事も会社系も幅広く、という感じで、堅物たちとやっていることは変わらないところも多いです。
他方で、刑事専門とか労働専門とかベンチャー支援専門とか、新興系の中でもブティック化してるところは多いです。
業務内容は従来の事務所とほぼ同じわけですが、その集客方法がWEB等の広告を積極的に利用しているという点、業務の効率化を徹底して考えている点が大きく違うのかなという感じです。
(イメージだと、過払いオンリーなのですが、それはあくまでイメージです笑)

ブティック
各分野に、その分野専門特化型の事務所があり、その分野が流行っている間は非常に儲かります。
人数は比較的小人数のところが多く、これまた狭き門かもしれません。
が、勢いのあるブティック(例えばベンチャー支援)とかは、割と門戸が広い気がします。

街弁
これらに分類されない、昔からある一般民事中心の事務所が街弁に分類させるのかなと思います。地域密着型とでもいうんですかね。
これも狭き門ですが、代表と馬が合えば驚くほど簡単に入所できるかと思います。が、それに巡り合うまでが大変ですね。

外資系
という選択肢もあります。
日本人同士でも事務所内では英語でコミュニケーションだったり、色々大変な面はあると思いますが、収入面で言えば、5大よりも好条件だったりします。
外資については私は検討したことがあまりないので、下手なことは書けませんが、近年は少し勢いが落ちてきているような印象を受けます。

さて、ここではインハウスについての就活について扱う気はないので、分類としてはこんなところですかね。
具体的なスケジュールに関して、この分類をもとに別記事で更新していきたいと思っております。

0 件のコメント:

コメントを投稿