さて、各法律事務所の特徴ごとに、ある程度の面接対策が必要である。
そこで、まず、五大法律事務所での就活、面接対策、どのような人物を演じればいいのか、ということを書いていきたい。
五大法律事務所に入りたい場合、まず重要なのが、
・サマークラーク・ウィンタークラークに応募することである。
基本的には、これらの参加者の中から採用が行われると考えた方が良い。
司法試験受験後になって、あー、とりあえず五大法律事務所目指そうかな・・・とか考えるのでは、出遅れていて圧倒的不利な状況である。
参加できればもちろん良い。
参加できなくとも、応募していたという事実から、やる気、本気で入所したいという気持ちは伝わるので、第2陣ではあるものの、面接に呼ばれることはある。
他方で、応募すらしていなかった場合、割と優秀なステータスを有していても面接にすら呼ばれないことになる場合が多い。
少しでも考えているのであれば、サマークラーク・ウインタークラークには積極的に参加(応募)すべきであるということを伝えておく。
たまに、クラークでだめな姿を見せて不採用になるぐらいなら行かない方が良いとか言われることもあるが、それは間違っていると思う。
むしろ、その事務所でやっていけない程度の人間であったということをその段階で認識できるのであればラッキーではないか?
そんな人間は入ったらどうせ使えない認定されて仕事が回ってこなくなるので、それならそれでよいのだ。
別に五大に入ることが唯一の正解でもなければゴールでもないということを忘れないでほしい。
次に、
・事務所に入ってどのような仕事(姿勢でもよい)をしていきたいかということを固めておくことが重要ある。
五大法律事務所はもはや、入ってから10年、15年後も末永く・・・というような組織構造にはなっていない。
半分外資系の企業と同様であると考えたほうがよいかもしれない(Tはやや異なるようだが)。
つまり、入ってからこんな仕事がしたい!入ってとことん突き詰めた姿勢で思いっきり仕事がしたい!
このぐらいの動機、仕事に対する情熱が大切なのである。
事務所のパートナーになりたい!←これはあまり良い例ではなく、このような希望を述べることはお勧めしない。
ライフワークは?とか給料は?とかは二の次で、仕事に思いっきり打ち込んで、弁護士として成長したい!
ぐらいの動機が望ましいし、そういう人物が求められているように見える。
とりあえずのキャリア形成で五大名前が欲しいという人は、嘘でもこのような理由を述べるべきである。
もっとも、特に4大に行く人は、本気でこのようなことを考えている情熱にあふれた人が多い気がするので、そもそもこのような考えではない人には、あまり五大法律事務所はおすすめしない。
具体的な面接での会話は、あとは普通に、相手の顔を見てはっきりと返せれば問題がないと思われる。
残りは、このブログで散々指摘していることだが、運(面接官との相性)が重要である。
ええ!?最後運とか言うの!?
と思われるかもしれないが、人生のほとんどは運で決まるということを読者の皆様には常に意識しておいてほしい。
簡単ではあるが、五大法律事務所での就活の対策をまとめさせていただいた。
2019年9月22日日曜日
2019年9月21日土曜日
知識、情報の価値の希薄化
知識や情報の価値が希薄化しているということは言うまでもない。
すなわち、私はこんなことを知っています、とかを説明できるだけでは弁護士としての価値はなくなってきている、ということである。
特に最近は、ネットの発達によって、ある程度のことなら顧客自身で調べることが可能な時代となっている。
つまり、顧客自身が既に相談に対するある程度の知識を有しているのである。
その知識の量や正確さにはもちろん差があるが、顧客にとっては自分自身のことのため、必死に調べたのか、そこらへんの弁護士よりも詳しいんじゃないかというような人もいる。
では、そのような現代人に選ばれていく弁護士であるためには、どうしたらよいのか。
最後は人間力である、というのは今後のAI時代のよくある答えであり、自分自身もこんなことを書くのは心苦しいが、そうであると思う。
何となくの雰囲気や、話を聞いてくれるかどうか、という点やもちろん相性というものも含めての人間力である。
私は、一見の客を多く相手にしているにも関わらず、非常に高い確率で受任までたどり着いている複数の弁護士に話を伺ったことがあるが、自分自身のスタイルというのは、別の弁護士の良いところを盗んでつぎはぎにしたようなものだと。
読者の皆様に安心していただきたいので言うが、
決してこの人間力と言われているものは、単なる才能や生まれ持ったものだけということではないのだ。
私がお話を伺った方々も、人の良いところを盗んで、うまく組み合わせることによって、自分自身のスタイルを確立していったのである。
つまり、弁護士になってからの研鑽によって、そのような高い受任能力を作り上げることに成功したのである。
企業法務分野においても同様で、クライアントに信頼されている先輩弁護士は、どのような話しぶり、順序でクライアントに対して様々な説明、提案をしているのか。
また、直接聞いてみてもよいかもしれない。
「どのようにしてそのクライアントとの信頼関係を作り上げたのですか。」などと。
他方で、全然信頼されていない弁護士しかいないとか、ボス1人、アソシエイト1人とかの小規模事務所に行くとそのようなことはできない。
初めは、ある程度の規模(少なくとも5人)があるところに行って、様々な良い人間力を有する人たちの対クライアントの対応というものを意識的に観察してほしい。
知識や情報の吐き出し型のつまらない弁護士になってしまっては、今後生き残れないだろう。
(クライアントもある程度の知識を有しているという前提で臨まないと、何も知らない弁護士としてレッテルを貼られてしまうので、知識の習得ももちろん重要であるが。)
色々と大変な時代に突入してきました。
すなわち、私はこんなことを知っています、とかを説明できるだけでは弁護士としての価値はなくなってきている、ということである。
特に最近は、ネットの発達によって、ある程度のことなら顧客自身で調べることが可能な時代となっている。
つまり、顧客自身が既に相談に対するある程度の知識を有しているのである。
その知識の量や正確さにはもちろん差があるが、顧客にとっては自分自身のことのため、必死に調べたのか、そこらへんの弁護士よりも詳しいんじゃないかというような人もいる。
では、そのような現代人に選ばれていく弁護士であるためには、どうしたらよいのか。
最後は人間力である、というのは今後のAI時代のよくある答えであり、自分自身もこんなことを書くのは心苦しいが、そうであると思う。
何となくの雰囲気や、話を聞いてくれるかどうか、という点やもちろん相性というものも含めての人間力である。
私は、一見の客を多く相手にしているにも関わらず、非常に高い確率で受任までたどり着いている複数の弁護士に話を伺ったことがあるが、自分自身のスタイルというのは、別の弁護士の良いところを盗んでつぎはぎにしたようなものだと。
読者の皆様に安心していただきたいので言うが、
決してこの人間力と言われているものは、単なる才能や生まれ持ったものだけということではないのだ。
私がお話を伺った方々も、人の良いところを盗んで、うまく組み合わせることによって、自分自身のスタイルを確立していったのである。
つまり、弁護士になってからの研鑽によって、そのような高い受任能力を作り上げることに成功したのである。
企業法務分野においても同様で、クライアントに信頼されている先輩弁護士は、どのような話しぶり、順序でクライアントに対して様々な説明、提案をしているのか。
また、直接聞いてみてもよいかもしれない。
「どのようにしてそのクライアントとの信頼関係を作り上げたのですか。」などと。
他方で、全然信頼されていない弁護士しかいないとか、ボス1人、アソシエイト1人とかの小規模事務所に行くとそのようなことはできない。
初めは、ある程度の規模(少なくとも5人)があるところに行って、様々な良い人間力を有する人たちの対クライアントの対応というものを意識的に観察してほしい。
知識や情報の吐き出し型のつまらない弁護士になってしまっては、今後生き残れないだろう。
(クライアントもある程度の知識を有しているという前提で臨まないと、何も知らない弁護士としてレッテルを貼られてしまうので、知識の習得ももちろん重要であるが。)
色々と大変な時代に突入してきました。
2019年9月16日月曜日
お引越しして来ました。
以前、別のブログサイトでこのブログをやっていたのですが、
諸事情によりこちらに移転してきました。
そのため、全ての日付が移転日である9月16日となってしまっていますが、今後は、地道にやっていこうと思いますので、気にせず。
令和になった話とかも9月16日付で違和感があるかと思いますが、本当は令和になる時に書いたものです。
ということで、最近放置気味であったこのブログ、再開いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
こんな内容について書いて欲しいとかリクエストがあればできるだけ答えたいとも思いますので、お気軽にコメント等お寄せください。
諸事情によりこちらに移転してきました。
そのため、全ての日付が移転日である9月16日となってしまっていますが、今後は、地道にやっていこうと思いますので、気にせず。
令和になった話とかも9月16日付で違和感があるかと思いますが、本当は令和になる時に書いたものです。
ということで、最近放置気味であったこのブログ、再開いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
こんな内容について書いて欲しいとかリクエストがあればできるだけ答えたいとも思いますので、お気軽にコメント等お寄せください。
AIへの危機感
ソフトバンクグループが、10兆円ファンドを立ち上げ、AIに注力するということを聞き、AIによる仕事の代替が現実になるのもそう遠くはないなと確信しました。
また、ソフトバンクは、海外のAI企業への投資に積極的に取り組んでおり、日本の企業への投資には消極的である。
それは、「日本のAI開発がかなり遅れているから」というのが現実にある。
AIブームというのは、実は今回が3回目で、第3次AIブームとも言われている。
1回目、2回目もあったものの、期待には応えられずにとん挫したというのが実際であった。
しかしながら、今回は、深層学習ができるようになり、つまり、ブレイクスルーを果たしたといっても過言ではない。
孫さんがこれだけ大規模に動いたということは、本当に第3次ブームによって革命が起きるかもしれない、そう私は感じた。
さて、このことは、法律業界においても同じことなのは間違いないと考えている。
しかしながら、ベテラン弁護士たちは、それをなかなか認めようとしない。
「我々の仕事はそんなに簡単ではない。」と。
しかしながら、テックの成長はいつも爆発的で、想像をはるかに超えてくる。
本当に危機感がないのか、それとも現実から目を背けようとしているのか。
しかしながら、このテックが開発された場合、真っ先に仕事がなくなるのは、企業法務分野である。
特に、事実の調査、精査に時間をかけてチャージを稼いでいる大手のやり方は危険に感じている。
また、これらが開発されると、かける時間が短くなり、企業側のコストへの要求がより厳しくなってくると予想される。
今まで通りの収益を、今まで通りのやり方で確保できるとは到底思えない。
この点も考慮しつつ、長期的に成長するであろう事務所を見て、しっかりと自分で考えて欲しい。
今は良いが10年後はやばいんじゃないか?という事務所はたくさんある。
独立を前提にしている人ならばそれでもよいが、そうでないなら自分の頭でしっかり考えて就活する必要があることを肝に銘じてほしい。
また、ソフトバンクは、海外のAI企業への投資に積極的に取り組んでおり、日本の企業への投資には消極的である。
それは、「日本のAI開発がかなり遅れているから」というのが現実にある。
AIブームというのは、実は今回が3回目で、第3次AIブームとも言われている。
1回目、2回目もあったものの、期待には応えられずにとん挫したというのが実際であった。
しかしながら、今回は、深層学習ができるようになり、つまり、ブレイクスルーを果たしたといっても過言ではない。
孫さんがこれだけ大規模に動いたということは、本当に第3次ブームによって革命が起きるかもしれない、そう私は感じた。
さて、このことは、法律業界においても同じことなのは間違いないと考えている。
しかしながら、ベテラン弁護士たちは、それをなかなか認めようとしない。
「我々の仕事はそんなに簡単ではない。」と。
しかしながら、テックの成長はいつも爆発的で、想像をはるかに超えてくる。
本当に危機感がないのか、それとも現実から目を背けようとしているのか。
しかしながら、このテックが開発された場合、真っ先に仕事がなくなるのは、企業法務分野である。
特に、事実の調査、精査に時間をかけてチャージを稼いでいる大手のやり方は危険に感じている。
また、これらが開発されると、かける時間が短くなり、企業側のコストへの要求がより厳しくなってくると予想される。
今まで通りの収益を、今まで通りのやり方で確保できるとは到底思えない。
この点も考慮しつつ、長期的に成長するであろう事務所を見て、しっかりと自分で考えて欲しい。
今は良いが10年後はやばいんじゃないか?という事務所はたくさんある。
独立を前提にしている人ならばそれでもよいが、そうでないなら自分の頭でしっかり考えて就活する必要があることを肝に銘じてほしい。
サ道ドラマスタート!!
以前告知した、サ道のドラマがスタートしました!!
いやー、原作通りの緩い世界観が表現されていてよかったですね。
俳優陣の体がだらしなさすぎず、見ていて不快感もないのでよいです!
また楽しみにしています。
このドラマは、金曜のドラマ25の枠でやっているので、夜は寝たいという人は録画してから見てください。
近年、大麻とか覚せい剤とか広まってますが、サウナがあればそんなもの必要ないと私は思っています。
合法的に不思議な快楽に誘ってくれるサウナ
最近もうもやして気持ち悪いな、リフレッシュしたいなー、と思っているあなた!
是非見てください!
テンション上がってます(笑)
いやー、原作通りの緩い世界観が表現されていてよかったですね。
俳優陣の体がだらしなさすぎず、見ていて不快感もないのでよいです!
また楽しみにしています。
このドラマは、金曜のドラマ25の枠でやっているので、夜は寝たいという人は録画してから見てください。
近年、大麻とか覚せい剤とか広まってますが、サウナがあればそんなもの必要ないと私は思っています。
合法的に不思議な快楽に誘ってくれるサウナ
最近もうもやして気持ち悪いな、リフレッシュしたいなー、と思っているあなた!
是非見てください!
テンション上がってます(笑)
顧問業務メイン
法律事務所の中には、顧問業務をメインにしている事務所というのが一定数ある。
そこで、顧問業務メインのメリット、デメリットを考えたい。
・メリット
まず、メリットとしては、毎月安定した額が事務所に半永久的に入ってくるということだ。(切られない限り)
すなわち、安定性というメリットがある。
また、毎月の収支の目途がつきやすい。
収入の額の目途がつきやすいというのは、学生時代や受験生時代にその重要性は分からないと思うが、経営的観点から言えば非常に重要なファクターである。
だいたいどのくらいの時期にいくら入ってくるのか、ということが明確にわかっていると、経営というものは格段にしやすくなる。
その点で、いつ終わるかわからない種類の事件というのは、経営的観点から言うと、筋が悪いということになる。
したがって、顧問先をできるだけ集めて、毎月安定した収入を得るというのは、ある種の戦略としては、有効と言えば、有効である。
・デメリット
デメリットとしては、安定している分、大きく稼ぐことが難しいということだ。
また、常に顧問先の要求に応え続けなければならず、過酷な労働になりやすいという点が挙げられる。
毎月の顧問料を徴収している分、企業からは常に一定程度の仕事を求められることが多く、中には無理な仕事の要求がある。
しかしながら、顧問先として継続していただくには、その要求に応え続けなければならず、長時間労働になりやすい。
これは、世の常ではあるが、水商売、一時的なものの方が大きく儲けることができる。
反対に、安定を求めるのであれば、やや収入は少なくなる。
顧問先が多ければ多いほど、その顧問先の要求に精一杯になってしまい、儲かる案件(水商売)に時間が使えなくなってしまうおそれというものが大きくなる。
したがって、顧問先は増やしまくればよいというものではなく、ある程度の収入を確保できそうであるならば一定程度にセーブをして、儲かる案件(突発的な外部の案件)をやる余力を残しておくという考え方も重要である。
顧問先が多くて安定しているのは、幸せなことであろうが、一定程度の収入で疲弊していく感があって、私は、あまり好みではない。
反対に、集客力があるのであれば、一般民事案件を中心にした方が、自分のペースで仕事をすることができ、疲弊しすり減る度合いというものは小さく済むように思える。
人生において、仕事をしている時間というのは長い。
どのように働きたいか、今一度考えてみるのも良いのではないか。
そこで、顧問業務メインのメリット、デメリットを考えたい。
・メリット
まず、メリットとしては、毎月安定した額が事務所に半永久的に入ってくるということだ。(切られない限り)
すなわち、安定性というメリットがある。
また、毎月の収支の目途がつきやすい。
収入の額の目途がつきやすいというのは、学生時代や受験生時代にその重要性は分からないと思うが、経営的観点から言えば非常に重要なファクターである。
だいたいどのくらいの時期にいくら入ってくるのか、ということが明確にわかっていると、経営というものは格段にしやすくなる。
その点で、いつ終わるかわからない種類の事件というのは、経営的観点から言うと、筋が悪いということになる。
したがって、顧問先をできるだけ集めて、毎月安定した収入を得るというのは、ある種の戦略としては、有効と言えば、有効である。
・デメリット
デメリットとしては、安定している分、大きく稼ぐことが難しいということだ。
また、常に顧問先の要求に応え続けなければならず、過酷な労働になりやすいという点が挙げられる。
毎月の顧問料を徴収している分、企業からは常に一定程度の仕事を求められることが多く、中には無理な仕事の要求がある。
しかしながら、顧問先として継続していただくには、その要求に応え続けなければならず、長時間労働になりやすい。
これは、世の常ではあるが、水商売、一時的なものの方が大きく儲けることができる。
反対に、安定を求めるのであれば、やや収入は少なくなる。
顧問先が多ければ多いほど、その顧問先の要求に精一杯になってしまい、儲かる案件(水商売)に時間が使えなくなってしまうおそれというものが大きくなる。
したがって、顧問先は増やしまくればよいというものではなく、ある程度の収入を確保できそうであるならば一定程度にセーブをして、儲かる案件(突発的な外部の案件)をやる余力を残しておくという考え方も重要である。
顧問先が多くて安定しているのは、幸せなことであろうが、一定程度の収入で疲弊していく感があって、私は、あまり好みではない。
反対に、集客力があるのであれば、一般民事案件を中心にした方が、自分のペースで仕事をすることができ、疲弊しすり減る度合いというものは小さく済むように思える。
人生において、仕事をしている時間というのは長い。
どのように働きたいか、今一度考えてみるのも良いのではないか。
組織フェーズの考察
自分が所属している組織のフェーズは、いかなる段階にあるかどうかは、非常に重要である。
組織には、一般的に、形成期、成長期、成熟期、衰退期というフェーズがある(様々な分類があるので、別の考え方もある。)。
そして、自分に合った組織の段階がどこなのか?ということを、自分を見つめることで考える必要がある。
そこで、それぞれの組織のフェーズごとの特徴、適正を以下に記載する。
形成期
カオスな状況が生まれやすく、右も左もわからず振り回されることがある。そのため、このカオスな状況を楽しめる人間が向いている。
法律事務所における形成期は、新興系の2~3年目までのところが多い。
そして、このフェーズでは、がむしゃらに1から10まで働いて組織の土壌を作り出す時期なので、やりがいというものは非常に大きい一方、不安との戦いを強いられることになる。
しかしながら、軌道に乗れば、一獲千金のチャンスであるので、リスクをとってでも挑戦したい人には向いている。
成長期
徐々に土壌や風土が出来上がってきており、事業も波に乗っているので、拡大、成長をする段階である。
この段階から徐々に、業務の効率化・分業化が進む一方で、コンプライアンス整備や福利厚生の整備など、うまくいっている分、社会的責任も発生してくる。
しかしながら、まだまだ実力主義的な面は大きく、また、挑戦的な人間が向いている。加えて、既に軌道に乗っていることから、リスクも少ないため、私個人的には一番おすすめのフェーズである。さらに、成長期においては、組織の体制はまだまだ変革が起きる段階なので、この段階においても、変化を楽しめる人間でないとしんどい。
成熟期
成熟期においては、先人たちが作り上げてきたレールの上で働くことが求められる場合が多く、挑戦的な人間はあまり向いていない。
むしろ、素直に言われたことを正確にこなすことができる人間は、非常に向いている。
また、変化にストレスを感じるタイプの人間は、成熟期の組織が向いている。
他方で、先人たちの既得権益が第一に優先されるため、実力主義的な側面は衰退してくる(運が非常に重要になってくる。)。
衰退期
衰退期の組織を選ぶことだけは絶対にやめた方が良い。
どんなにあがいても、衰退中の組織は、泥船であり、あがいても無駄であるのがほとんどだ。
私から言わせれば、日本自体が既に衰退期、泥船であり、将来日本を出ることを考えている。
具体的な事務所名の明言は避けるが、老舗とされていた事務所が衰退期であり、事業を縮小しているのをよく見る。(悲しい。)
就活においては、自分のやりたいこと、その事務所の人との相性が大事ということはよく言われているが、
正直、あがいてもどうしようもないところであがいても無駄である。
それよりも、自分のポジショニングをうまくやり、的確に成長、結果を出すことが重要であると私は考えている。
そんなポジショニングに頼るのは嫌だという人もいるかもしれないが、ポジショニングは非常に重要だ。
例えば、サッカーで、ボールのないところやオフサイドラインを超えたところで動き回っていても何の意味もない。
仕事も同じで、いかにして良いポジショニングをするかが重要な要素であるということは間違いない。
組織選びもその一環であると考えて欲しい。
以上ご紹介した通り、組織のフェーズにより、人の向き不向きというものがある。
また、成長期の組織に入ることがおすすめであるというのはご紹介の通りであるが、成熟期向きの人、形成期向きの人というものも、もちろんある。(衰退期向きは、救世主タイプということか?)
自分がどうしたいか、どうなりたいかをよく考えて事務所を選んで欲しい。
組織には、一般的に、形成期、成長期、成熟期、衰退期というフェーズがある(様々な分類があるので、別の考え方もある。)。
そして、自分に合った組織の段階がどこなのか?ということを、自分を見つめることで考える必要がある。
そこで、それぞれの組織のフェーズごとの特徴、適正を以下に記載する。
形成期
カオスな状況が生まれやすく、右も左もわからず振り回されることがある。そのため、このカオスな状況を楽しめる人間が向いている。
法律事務所における形成期は、新興系の2~3年目までのところが多い。
そして、このフェーズでは、がむしゃらに1から10まで働いて組織の土壌を作り出す時期なので、やりがいというものは非常に大きい一方、不安との戦いを強いられることになる。
しかしながら、軌道に乗れば、一獲千金のチャンスであるので、リスクをとってでも挑戦したい人には向いている。
成長期
徐々に土壌や風土が出来上がってきており、事業も波に乗っているので、拡大、成長をする段階である。
この段階から徐々に、業務の効率化・分業化が進む一方で、コンプライアンス整備や福利厚生の整備など、うまくいっている分、社会的責任も発生してくる。
しかしながら、まだまだ実力主義的な面は大きく、また、挑戦的な人間が向いている。加えて、既に軌道に乗っていることから、リスクも少ないため、私個人的には一番おすすめのフェーズである。さらに、成長期においては、組織の体制はまだまだ変革が起きる段階なので、この段階においても、変化を楽しめる人間でないとしんどい。
成熟期
成熟期においては、先人たちが作り上げてきたレールの上で働くことが求められる場合が多く、挑戦的な人間はあまり向いていない。
むしろ、素直に言われたことを正確にこなすことができる人間は、非常に向いている。
また、変化にストレスを感じるタイプの人間は、成熟期の組織が向いている。
他方で、先人たちの既得権益が第一に優先されるため、実力主義的な側面は衰退してくる(運が非常に重要になってくる。)。
衰退期
衰退期の組織を選ぶことだけは絶対にやめた方が良い。
どんなにあがいても、衰退中の組織は、泥船であり、あがいても無駄であるのがほとんどだ。
具体的な事務所名の明言は避けるが、老舗とされていた事務所が衰退期であり、事業を縮小しているのをよく見る。(悲しい。)
就活においては、自分のやりたいこと、その事務所の人との相性が大事ということはよく言われているが、
正直、あがいてもどうしようもないところであがいても無駄である。
それよりも、自分のポジショニングをうまくやり、的確に成長、結果を出すことが重要であると私は考えている。
そんなポジショニングに頼るのは嫌だという人もいるかもしれないが、ポジショニングは非常に重要だ。
例えば、サッカーで、ボールのないところやオフサイドラインを超えたところで動き回っていても何の意味もない。
仕事も同じで、いかにして良いポジショニングをするかが重要な要素であるということは間違いない。
組織選びもその一環であると考えて欲しい。
以上ご紹介した通り、組織のフェーズにより、人の向き不向きというものがある。
また、成長期の組織に入ることがおすすめであるというのはご紹介の通りであるが、成熟期向きの人、形成期向きの人というものも、もちろんある。(衰退期向きは、救世主タイプということか?)
自分がどうしたいか、どうなりたいかをよく考えて事務所を選んで欲しい。
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